クマです。

今年ももう9月。

今年最後の東京場所になってしまいました。

歳を重ねるにつれて1年の過ぎる時間はあっという間です。

というのはさておきあと少しで9月場所です。

力士一同稽古に追い込みをかける時期です。

疲れもでて来ていますが力士全員勝ち越しを
目指してやっております。

しかし最近は急に涼しくなってきましたね。
自分は暑いのも嫌いですが寒いのも嫌いで
秋の気候が一番好きなんで今くらいの気候がありがたいです。

今回は筋肉のお話を少し。

みなさんもご存知の通り筋肉には白筋と赤筋という
二種類があるのですが、白筋は別名速筋、赤筋は別名遅筋という位
この筋達の性質は全く違います。

日本人には赤筋が多いと言われています。

まず2つの筋の特徴をみてみると

筋収縮のスピード  筋収縮力
赤筋 遅い     赤筋 弱い
白筋 速い     白筋 強い

筋繊維の太さ    耐久性
赤筋 細い     赤筋 高い
白筋 太い     白筋 低い

色         ミオグロビン量
赤筋 赤い     赤筋 多い
白筋 白い     白筋 少ない

ミトコンドリア   グリコーゲン量
赤筋 多い     赤筋 少ない
白筋 少ない    白筋 多い

これが大まかな特徴です。

それで思ったのは力士にとってはどちらの筋の方が多ければ
パフォーマンス力が上がるかということです。

自分も全然解らないのですが、例えば大きな力を生み出すのは
やはり白筋なのですが持久力や筋の耐久性は圧倒的に赤筋なんです。

さらに人間は体を動かすのにはエネルギーが必要なのですが
供給源が3種類あります。

人体を約5秒間まで動かすエネルギー供給源を
「ホスファゲン機構」といいパワー種目で必要です。

人体を5~30秒以内までのエネルギー供給源を「解糖系」といい、
ここが白筋のだいたいのエネルギー供給源の中心になります。
100㍍の選手とかです。

最後は長時間の運動をする場合のエネルギー供給源は
「酸化機構」といいいわゆる優酸素運動です。
赤筋のエネルギー供給源はだいたいはこれに当たります。

このことから力士はパワーや瞬発力が必要だから
白筋がいいかと思いますがスタミナもつけなければならなく
それなら赤筋も必要となります。

ということはバランスよくつければいいんじゃないかと思うのですが、
白筋から赤筋に近づくことはあっても赤筋から白筋になることはないそうです

結論はもともと瞬発力が無い人は有る人にはかなわない
ということらしいです。持って生まれたものの違いみたいです。

だからそれを補うトレーニングをしていき、
長所を伸ばすということだと思います。

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