2015年3月25日 のアーカイブ

大神風です。

2015年3月25日 水曜日
大阪場所は2ー5でした。強い心を持って、初心に立ち返って稽古します。
来場所こそは!という思いで頑張ります。

さて、前回からの続きでさがりについて。
今回は関取衆のさがりを作る過程を紹介します。

関取衆のさがりは締め込みを織っている物と
同じ絹の糸を無数の束にして1本になっています。
まず先場所使ったさがりを熱湯に浸して糊を溶かし、糸の束に戻します。
これを乾かしてから糸に櫛をかけて下準備完了です。

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次に作成です。
まずは糊の用意から。糊は海藻が原料の布海苔を使います。
この布海苔を熱湯で溶かしてから濾すと糊ができます。

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この糊をさがりの糸の束に丁寧に塗り込んでいきます。
この時にしっかり中まで糊が塗れていないとすぐに折れたり、
糸が解れてしまってピンと張ったさがりが出来ません。
丁寧に、慎重に塗り込んでいきます。

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1本を先まで塗り終えると余分な糊をおとして形を整え、
最後に先っぽを親指で抑えて形を作ります。

これを全てで13本分作って、1つのさがりが出来ます。
さがりは締め込み1本に対して2つあり、
本場所の前半と後半で分けて使います。

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こうして糊を張ったさがりを2日ほど乾かすとカチカチに固まります。

最後に固まったさがりの先端をハサミで丸く切って完成です。

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この作業は場所前に必ず行い、付き人達は関取が怪我をしないように、
勝ち越せるようにと、願いと思いを込めて作ります。

今場所は少し付き人達の思いが足らなかったのかも(笑)
反省して来場所もまた精一杯、輝関をサポートしたいと思います。